bijoux寺口の環境 / 店主k その3 |
2004年5月26日 |
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アンティーク・ウォッチをデーターだけで話せば、けっして安くなく、それほど正確でもなく、毎日リューズを巻かなくてはいけない、防水性は殆どなし、修理も手間も時間もかかる、ショックには弱い、等々、イイとこがなくなりますが、データーでは決して計ることの出来ない良さがアンティーク・ウォッチにはあります。 作家 キム・ホノ氏の陶器が店内の所々にあります。自分で使うコーヒーカップもキムさんのもので、濃淡のブルーが絡み合うこのカップを「カインド・オブ・ブルー」と銘名しました。これで飲むコーヒーは20%ほど味がアップしたと思うのはデーターのせいではありません。 気に入ったアンティーク・ウォッチも20%ほど時間を豊かなものにしてくれます。 この世のモノはデーター等の数値で判断できるものではないようです。データーだけの世界・・・ それは砂漠ですネ。
写真(上)キム・ホノ作「カインド・オブ・ブルー」 写真(下)「MILES 1958」のLP マイルス・デイビスの1958年録音を集めたもので、「Kind of Blue」と同一メンバーによるもの。 写真をクリックすると拡大画面になります。 |
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