|
長年 同じ環境で同じモノを見つめる時間を過ごしています。 ただ、その中で気づくことは意外と少ない。 基準を持たずにものを扱っていると、いつの間にか見えにくくなっていることに気づくことがある訳です。 時計なんかでも、やたら技術に走りすぎているものは不健康で美しくない、と思います。 小さな世界の中でいかに技術を出せるかを競争している時計業界では無理のない話かもしれませんが。 自動巻きで、防水力も十分で、時間もきっちり出て、日付が付いて、見やすい、シンプルな時計の価値を見失ってはならないと、ある日、ふと気づくことがあります。
半島が好きな場所であることも、この夏気づいたことでした。
写真上 : Bell&Ross/Vintage123 写真下 : 京都府・丹後半島の伊根町 |
|