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時計に限らず、初期型のものに魅力を感じだしたのはもう随分以前のこと、それはひとつの座標軸になりモノを見る基準となったように感じています。日本の工業製品の多くは1950年代から1960年が初期型といえます。自動車から時計まで、そのころ作られたものには練り上げられた時間を感じさせてくれるものがあります。先月見た、トヨタ・カローラのファーストモデルもそう感じました。裏返してみると現在の復刻・レプリカに首を傾げるものが多いからかもしれません。 昨日、視察で富山市・総曲輪商店街に出向き、事務局の方に現在再開発されている街を案内していただきました。来年秋にはすごい街が完成予定です。熾烈な都市間競争、金沢市という強烈な街を近くに持つ街の生き残りに賭けた計画の視察でした。 帰り際、来年取り壊しになる現在の富山大和デパートの建物を見ていて、ここでも初期型の良さを感じてしまったわけです。一番印象に残った建築物が来年取り壊しになるとは・・・。
写真上: KING SEIKO 1st、1961年 写真下: 富山大和の外観 画面をクリックすると拡大画面でご覧頂けます。
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