時計とお国柄 ロシア編 / 店主k |
2004年6月15日 |
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日頃、輸入時計の取り扱いをしていて思うことですが、 生産国によって、その国が見えてくることがあります。 機械時計の場合、スイスのムーブメントを使用するものが多いわけですが、各メーカーはイタリア、フランス、ドイツ、北欧から日本、東南アジアまでに及び、その国を象徴するデザインを無意識に表しているように思います。 今回はロシア編です。旧ソ連のころから輸入される大半は軍用時計で、ロシアに一般時計が存在するのかは判りません。北朝鮮もそうですが、 大衆の流行よりも国家全体のカラーが強く表れています。 WTYPMAHCKNEのクロノは旧ソ連のPOLJETの軍用をそのまま受け継ぐものです。機械はヴィーナスのムーブメントと似ていて素晴らしいもので、スイス製と並び得るクオリティーを備えています。文字盤等のカラーはロシア正教のモスクぽいのは昔と変わらない、一目でロシアと判るカラーが特徴です。価格の割に内容のある時計をロシアは作っています。
写真(上)WTYPMAHCKNE クロノグラフ 写真(下)手巻きクロノグラフ、Made in Russiaの刻印がある。 写真をクリックすると拡大画面になります。
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