|
シチズン・ホーマーといえば鉄道時計で有名な1960年代を代表する手巻き時計です。
「ホーマー・デイト」は、それにカレンダーを備えた一般市販用もので、特に珍しい機種ではありませんが、この時計は当時「時計修理技能試験」に使われた時計です。
キャリバー1802 21石の手巻きです。
写真でお分かりのように、輪列とゼンマイを支える板が金色になっています。通常は地板と同色の部品を使います。 アンクルという部品にも金色が使われています。
修理依頼主の父親は時計屋さんで、これはその形見の品です。
彼岸の中日らしい仕事の一日となりました。
|
|