無名時計 / 店主K その4 |
2004年5月28日 |
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無名で気に入ったモノと時々出会います。 モノを選ぶ作業は、歴史やら、経歴やら、地位やら,名誉やら、果ては学歴やら、モノとは別の信用度数に頼り、一種思い込みの幻想で成り立つ部分がありますが、まずはリセット、白紙にもどしてモノをながめると名前は関係なくなります。 1940年頃の手巻きにメーカー名はなく、文字盤にはアップの金色アラビア数字にブルーの焼き針、ステンレス・ケースはトノーでなく、魔除けを表す八角形、現在のオーディマ・ピゲのロイヤルオークに受け継がれている伝統的デザインです。風水時計のような話しですが、気に入りの時計です。 もう一つは道で拾ったデジタル時計、ベルトもないので、捨てられていたのかもしれません。作業机の端に置いて忘れていましたが、80年代ガンダム風デザインとカラーに非凡なものを感じています。 BELAMIという怪しげなナイトクラブ風社名も珍しく、Gショックと比べてもひけをとらないデジタル時計です。 写真(上)1940年代、スイス無名の手巻き時計 写真(下)BELAMI社、無名に近いデジタル時計 写真をクリックすると拡大画面になります。 |
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