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「Y字路には何かがある・・・」とは、横尾忠則氏の最近のテーマのひとつ。 時折、街を歩いていてY字路に出会うことがあります。 路地裏でY字路に立つと、どっちへ行こうか一瞬迷ってしまい、左が無難な気がして選んでしまうわけですが、右の路地は未知の領域に入って行く様な不思議な雰囲気を持っています。 意識して街中を歩くと思わぬところにY字路は存在しています。 夜中にY字路に出会うと岐路にたたされた気になるのかもしれません。 横尾忠則氏が描くY字路は夜の風景が多いのです。
梅雨の晴れ間、猫橋銀座と別の路地を二重写しで架空のY字路を作ってみました。 ノスタルジックな街中の風景は生きたテーマパークです。 今ではそんな風景を残すこと自体が結構困難になっていますが、街には絶対必要な要素だと最近はつくづく思うわけです。
写真上 : Y字路の猫橋銀座 写真下 : 戦時中のセイコー紳士用腕時計 敵国表示が出来なかった理由でカタカナ表示を使用
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