2024年2月24日
「エクセルシオール・パーク」というメーカーは日本では殆ど馴染みが無く、
当然目にすることも極少ないメーカーですが、歴史は古く1888年スイス・サンティミヱで操業を始めています。
エクセルシオール・パークのクロノグラフ・ムーヴメントの評価は高く、ギャレットやジラール・ペルゴらハイ・スペックを誇る時計メーカーにクロノグラフ・ムーヴメントを供給しています。
同時に自らの時計の生産もしており、その作りの良さも一定の評価を得ており、その特徴的なプッシュの操作性は他のクロノグラフにはない感触が最大の特徴だと言えます。
とりわけキャリバー4は見た目のバランスの良さも含めずっと鑑賞に堪えうる手巻きムーヴメントだと思います。
初めて見てから30年以上の年月が経ちましたが、コンディションの整ったモノを見つけるたびにチェックする数少ない時計ではあります。
もう今では見かけることもなくなりましたが、1950年代には日本の航空自衛隊が正式採用りしており、エクシオール・パークの裏蓋には桜マークの刻印の入ったモデルが存在し、その経緯は不明ながらあの頃入手しなかったことを後悔しています。当時、確か17万円位で流通していました。
今回のモデルは1940年代抜群のコンディションのモノで、やはりその機械に惚れた持ち主がウラスケにしてあります。もちろんオリジナルの裏蓋も存在します。
思い出深い時計の一つです。
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